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特集「いま松村沙友理を考える」

さて、今回の松村の件が明るみに出てから、3日が経ちました。何が事実なのか、いまだよく分からないところは多いですが、このあたりで一度、松村沙友理というアイドルをネガティブな側面も含めて考えてみたいと思います。

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●恋愛体質

「御三家」と呼ばれてきた白石・橋本・松村ですが、白石と橋本についてはネット上で加入以前の行動が話題になったことがあり、厳密な意味でスキャンダルがなかったのは松村だけでした。東京では仕事以外の知人が少なく、派手な交友関係を送りそうにない松村なので、これからも何もないだろうと僕は思っていましたが、まさか仕事上の付き合いから発展するとは…(本人の釈明だとナンパのようですが)。

スキャンダルの心配がないように見えた松村ですが、実は結婚願望が強く、本当は恋愛体質なのかもしれません。

 

 

「ゼクシィ」愛読発言(2014年6月22日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140622-00000012-mantan-ent&pos=1

「松村さんは「実は中学生の頃から(結婚情報誌の)『ゼクシィ』を愛読している」といい、「結婚式を5、6回挙げるために、乃木坂46の活動頑張っています」と明かして、ほかのメンバーを驚かせた。」

「松村さんは「相手もいないのに、もう5、6カ所くらいは式場を決めています。(雑誌では)海外特集が多くて夢を膨らませています。ボラボラ島ででも挙げられたら……結婚式の資金ためてます!」と力説。」

 

この記事の出たころは、「お前らの貢いだ金が、将来の男との結婚資金に充てられるんだぞ」という部外者の声もありましたが、僕は松村らしい放言だと面白がっていました。しかし今となっては、このエピソードが本当なら、恋愛禁止のまま芸能活動を続けることはなかなか大変かもしれませんね。

 

 

●感じられる詰めの甘さ

 

天真爛漫なキャラがウリの松村ですが、そのキャラの裏には、仕事への取り組みの甘さや性格の脆さを感じさせる場面がたびたびありました。

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“BAD”な職業意識(2013年10月30日)

http://natalie.mu/music/news/102542

→「イベント司会者から「最近やってしまった“BAD”なこと」と質問されると、松村は「最近あるゲームにハマっておりまして、今日こういう大事なお仕事があるのに今朝4時半までやってしまいました」と回答。」

 

松村としては、笑いをとりに行ったのでしょうが、会場はリアクションに困った雰囲気だったようです。4時半までゲームをしていたという行動以上に、このエピソードが通用すると判断したところに「甘さ」を感じます。

また私が実際に観に行った2014年6月12日のプリンシパルでも、詰めの甘さを感じました。この日、松村はヒロインの母親役でクライマックスに登場しました。自分の胸に両手をあてて、「巨乳のお母さんを助けに来てくれたのね!」とアドリブでお笑いを入れたのは良かったのですが、その後ヒロインにこれまでの試練の種明かしをするという肝心の場面でセリフが飛んでしまい、笑ってごまかす場面がありました。セリフが飛ぶことはもちろん誰にでもあることですが、そうした失敗も込みで、「あぁ松村らしいな」と感じたことを覚えています。

天真爛漫さと詰めの甘さは、表裏一体なのではないでしょうか。純粋で無邪気であるがゆえに、他のメンバーが委縮する場面で気の利いたことが言えるという面もありますが、取り組みへの甘さも生まれるのだと思います。「13歳」を自称し、年下メンバーから「幼い」とツッコまれることも多い松村ですが、その幼さが今回の一件を招いてしまったように僕は考えます。

 

 

●脆く傷つきやすい13歳

 

去年の今頃、僕は松村のことを心配していました。感受性の強い松村にとって、単身上京し、芸能活動を続けていくことは非常に困難なことに思われたのです。

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初対面のスタッフから、顔面クリームを浴びて、人間不信になったことがありました。

「nogibingo!」の第1シリーズの初回は、メンバー全員がいきなり顔面にクリームを浴び、ドロドロの顔で新番組の挨拶をするという企画でした。パイ投げに憧れを持ち、「嬉しい!」とリアクションした白石のようなメンバーもいるなか、松村にはこの企画がショックだったようです。松村は、メディアでは寡黙な西野と一緒にクリームを浴びましたが、その後のコメントは西野のものだけで、いつもおしゃべりな松村からのコメントは聞かれませんでした。

「nogibingo!2」の初回の隠し撮りで、松村はマネージャーを相手にこの時を振り返り、「わたし個人的に一番最初のケーキあったじゃないですか、生クリームの。なんか初めての人がいて、何だろって思ってる時に騙されたから、なんか人間不信になりそうだった、あの時は。うふふふふ」と述べています。生クリームを浴びた松村は泣いてしまい、その回の残りの収録には参加できませんでした。

また2013年9月1日の京都での個別握手会で、ファンに何かショックなことを言われ、泣いてしまったことがありました。一時レーンは止まり、再開後もハンカチで目頭を押さえながらの握手になったそうです。

これは僕自身の姿を投影しているのかもしれませんが、取り組みへの甘さの原因は、ストレス耐性のなさから来るのだと思います。どこかで言い訳を作っておけば、失敗したときに自分の能力のなさを直視せずに済むからです。松村は度々、自信がない発言をしています。たとえば、白石・橋本と出演した「バナナムーンGOLD」(20140425)では、「だって(二人とは)言われ方が違う。モデルと女優と、私ちんちくりんですからね。」という発言がありましたね。同年代のメンバーとの仕事の違いについて、悩んでいたのかもしれません。

 

●大人になった松村とメンバー同士の絆が見たい!

 

「色々とすごい悩んで、もう煮詰まってしまっていた」と、「レコメン!」で釈明していますが、そういう時こそ、他のメンバーが支えてあげてほしかったなという感じがします。「バナナムーンGOLD」では、松村はふだんの生活をこのように語っています。

 

「まっちゅんは逆に、外出るとめっちゃ人間のこと見ちゃうんですよ。ひきこもりで、ホントに外出ないんですけど、まあ電車で帰らなきゃいけない時とか、電車に乗ってる人のことめっちゃガン見して、めっちゃ目合わせて、それが好きなんですよ。でも顔、超笑顔なんですよ。そしたら向こうがみんな逃げちゃうから、何も話しかけられたことないんですよね」

 

もう3年が経ちますが、単身上京して、仕事をするなかで感じる孤独感を、松村はまだ埋められていないのかもしれません。2014年8月2日放送の「乃木坂46SHOW!」で「一日の9割ぐらい乃木坂のこと考えてない?ずっと乃木坂。乃木坂以外のこと考えてない、ホントに。あ、たまにアニメのこと考えてる。」とコメントするほど、活動に集中しているようですが、悩みはつきないようです。8月9日のブログでは「色々なことがありました。悩まない日がありません。」と綴っています。メンバーとの関係性について、松村は以前このように語っていました。

 

――乃木坂46だって、けっして仲が悪いわけではないですよね?

松村 めっちゃ仲はいいです。

――それは絆とは違いますか? 例えば、『プリンシパル』という過酷な試練をみんなで乗り越えたことで、友情が芽生えたり、より結束力が強くなったということは?

松村 う~ん………難しいです。メンバー同士、お互いのことをすごく考えて支え合っているし、そういう意味では絆は弱くないのかもしれないけど、その繋がりが自分たちでは弱く思えちゃうんです。

(「ブブカ」2014年5月号掲載。生駒のAKB兼任発表から少し落ち着いた2014年3月4日に収録されたインタビュー。)

 

今回の件は、松村のプロ意識や、自律性の欠如を感じさせる出来事でしたが、メンバー間の絆の弱さも一因にあったのではないかなんて書くと虫が良すぎるでしょうか?今回の富士登山に、松村は大阪時代の友達からもらったウチワを持って挑みました。旧友との関係も大切ですが、東京でもメンバーをもっと信頼して、強く生きていってほしいと思います。

最後に松村らしい発言を紹介して終わります。アイドルであることや、ファンの存在が、鬱陶しいこともあるかもしれません。それでも、今回のことを反省して、もう少し大人になって、頑張ってほしいなと僕は期待しています。

 

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「あたしね、お客さんがいる方が燃える派なのよ、多分。なんか人がいなかったら、別にあんま頑張らないみたいな。(白石「それ、ダメだよねw」)だからね、わたしファンの人いなかったらね、当たり前だけどアイドルできないけどね、ファンの方の声援がなかったら人前とか絶対出れないと思う。難しいよね、でも。なんで今難しいって言ったんだろ。なんも難しくないよ!」(「乃木坂46 1ST YEAR BIRTHDAY LIVE 2013.2.22 MAKUHARI MESSE」における発言。)