選抜入り! 万理華と飛鳥の存在感
11th選抜発表のポイントは、伊藤万理華と齋藤飛鳥の選抜入りです。
ふたりが選抜に入ったことの意味は、今後のアンダーライブを考えるうえで非常に大きいです。史上最強のアンダーと評された8thシングル期間から前作まで、ふたりはともにアンダーライブ(アンダラ)の中心でした。
僕は、アンダーの8th9thから10thへの流れは、シングル選抜の6thから7thの頃をなぞっているように感じていました。
万理華センターの8thアンダー 白石センターの6th選抜
8thアンダーフロント 井上・飛鳥・万理華・星野・優里
9thアンダーフロント 川後・飛鳥・万理華・樋口・和田
10thアンダーフロント 中元・飛鳥・井上・万理華・優里
6th表題曲フロント 松村・白石・橋本
7th表題曲フロント 西野・白石・堀・橋本・松村
6thで初のフロントに臨んだ白石・橋本のように、8th9thに万理華・飛鳥はフロントとして初のアンダラを引っ張りました。
また7thで研究生だった堀を新センターとして迎えたときには、白石と橋本が脇について堀を盛り立てていました。かねてからセンターへの憧れを表明していた井上が10thで念願のセンターを掴んだ際には、万理華と飛鳥が脇をしっかり固めました。
おしゃれな万理華は白石に、クセのある発言が面白い飛鳥は敬愛する橋本に似ています*1。アンダーライブでは、こうした乃木坂のアナザーストーリーとでもいうべき物語が生まれていたように思います。しかし万理華と飛鳥が選抜入りしたことによって、新しい局面を迎えるのは間違いないでしょう。
伊藤万理華は、選抜発表の直前に755をやめ、ブログの更新も済ませています。彼女は心血を注いできたアンダーライブから離れて選抜で活動することについて、まだ自分の気持ちをまとめられる状況ではないのかもしれません。
アイドルヲタクにして、アンダーライブの中心メンバーである中田花奈は言います。「アイドルはパフォーマンスしてなんぼでしょ!まじで!」と。公演数の多いアンダーメンバーは、むしろ選抜メンバーより、正真正銘のアイドルだと言えるかもしれません。そのアンダーは、フロントメンバーを一新して2015年に臨むことになります。
スターを失うと、そこに新たなスターが出てくるものです。衛藤や優里といった仕切れるメンバーがいない間に、永島は本当に頼もしくなりました。万理華や飛鳥に代わって、フロントで見ごたえのあるパフォーマンスをするメンバーも必ず出てきてくれるでしょう。今年のアンダーライブは一体どうなっていくのか?新生アンダーライブに注目ですね!
追記(1月19日21時):伊藤万理華の決意の書かれた文章がもうアップされてました。
個の成長。623回目 | 乃木坂46 伊藤万理華 公式ブログ
選抜に入ったって
結局、前にいないと
目立たないんじゃないのか
またアンダーのフロントの方が
いればいいじゃないか
私はそんなこと望んでいない。
1年間アンダーを経験した今、
やっと前に出たいと思ったんです。
写真はナタリーさんからお借りしました。
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*1:この時のポジションや役割が似ているなぁという話なのですが、共通点を見つけてキャラクターもむりやり被せてみました^^