選抜発表 史上最多の18人選抜に隠された松村・相楽への配慮
乃木坂の選抜枠は基本的に16名です。
例外的に17名となった7thでは堀、9thでは松井が入りました。
二期生の堀、交換留学生の松井が選抜に入ることで、ほかのメンバーを推すファンは貴重な選抜枠を彼女らによって奪われたように見えてしまいます。そうした抵抗をなくすために、これまでも選抜枠は広げられてきたのです。
おそらくこれは、4thで選抜枠を変えずに秋元が入った時の抵抗感の大きさから運営が反省したのでしょう。これによって既存の枠数を脅かすときには、選抜枠を広げるという方式にしたのだと思われます。
今回は選抜枠が2つ広がりました。
これは相楽と松村に対する配慮です。
研究生の相楽の昇格は、秋元や堀の先例もあるので、十分に予測されていたサプライズではありました。しかし去年になって復帰した相楽が、ほかの二期生より先に選抜に入ることにはやはり反対の声もあがるでしょう。
また松村の選抜入りは、僕も想定していませんでした。おそらく1枚だけアンダーとして活動して戻るというステップを踏むのだろうと僕は思っていました。スキャンダルによって乃木坂のイメージを傷つけた彼女の選抜入りに、反対の声があがるのも仕方ありません。
反対する声が出たとしても、このふたりを入れて11thシングルをやるという運営の意志のあらわれが、今回の18人選抜という形なのです。
天真爛漫な松村の持つアイドル性を、誰も疑うことはできないでしょう。そして相楽伊織は、一期生からも注目される存在です。10福神をほとんど固定せざるをえないなかでサプライズを起こすには、相楽を起用するしかありません。
運営はこのふたりの魅力に賭けました。そして異例の18人選抜によって、彼女たちを守ることを決めました。これによって、今後の乃木坂はどうなっていくのでしょうか。
チャンスを与えられた二人には、それぞれの魅力を発揮して頑張ってほしいですね。